ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | BOOK REVIEW

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

▼この本に関する情報▼
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団/J. K. ローリング 著(静山社)

■■ 藤 井 宏 和 さ ん(飛 石 連 休)■■

巷で噂の第5巻です。話の流れ的には全巻ほぼ同じで、まず序盤は主人公・ハリーのついてないっぷりから始まり、後半に入って徐々に巻き返し、そして最後に大逆転!そんな造りでございます。

ただ、前半のハリーの不遇部分の割合が、巻を追うごとにドンドン長くなっていってまして。今回なんてページ数が多い上に、下巻まで不遇が続いたので、僕のストレスも溜まる溜まる。

著者はドSなのか?

しかも今回は、ハリー自身が反抗期なのか小生意気で、前までのように素直に応援できず、それがまた僕のイライラに拍車を・・・くぅ~!・・・

ただ、ラスト近くのダンブルドア(魔法学校の校長)の活躍っぷりは鳥肌モノでしたよ。かっこいい!ダンブルドアファンの僕としては、それだけでも大満足。

それにしても、この世界が、全て一人の女性の頭から生まれたと思うと凄い。どうなってんだ?ローリングさんの脳みそは。やっぱりどの世界でも、億稼ぐ人は違うな~。